宮崎駿の名言40選|ジブリの巨匠が語る創作・人生・自然への思いを解説

宮崎駿(みやざき はやお、1941年1月5日〜)は、東京都文京区出身のアニメーション映画監督・漫画家。学習院大学を卒業後、1963年に東映動画に入社しアニメーターとしてのキャリアをスタート。1979年に『ルパン三世 カリオストロの城』で初監督を務め、1984年の『風の谷のナウシカ』で監督としての地位を確立。1985年にスタジオジブリを設立し、『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など数々の名作を世に送り出した。2003年には『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞長編アニメ賞を受賞し、日本アニメを世界に押し上げた巨匠である。

1997年、『もののけ姫』の制作は過酷を極めていた。宮崎駿は全カットに自ら修正を入れるという尋常ではないこだわりを見せ、スタッフは連日深夜まで作業に追われた。ある日、宮崎はスタッフ全員を集めてこう宣言した。「この映画は失敗する」。誰もが凍りついた。しかし宮崎は続けた。「でも、全力でやる。面倒くさくても、手を抜かない。それが仕事だ」。結果、『もののけ姫』は当時の日本映画興行収入記録を塗り替える大ヒットとなった。この経験から生まれた言葉が「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ」である。面倒くさいことに真正面から向き合い続けた男の、偽りなき人生哲学がこの一言に凝縮されている。

誰もが知るジブリ作品の裏には、宮崎駿監督の深い哲学と思索があります。その言葉は、時に厳しく、でも心の奥をそっと揺さぶる力を持っています。今回は、そんな宮崎駿の名言から、人生に響くメッセージをお届けします。

「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ」

宮崎駿 名言 「たいてい面倒くさい」

宮崎駿ってどんな人?

項目内容
本名宮崎 駿(みやざき はやお)
生年月日1941年1月5日(現在84歳)
出身地東京都文京区
学歴学習院大学 政治経済学部 卒業
初の就職先東映動画(現在の東映アニメーション)
活動開始年1963年(東映動画に入社)
初監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)
転機となった作品『風の谷のナウシカ』(1984年)
主な代表作『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』など
国際的評価『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞(長編アニメ賞)受賞(2003年)
趣味・私生活読書、模型、飛行機好き。自らを「職人気質の頑固者」と公言
息子宮崎吾朗(アニメーション監督、ジブリ作品にも関与)

宮崎駿は、日本を代表するアニメーション映画監督・漫画家であり、スタジオジブリの創設者の一人です。1941年に東京都で生まれ、大学では政治経済を学んだものの、在学中にアニメーションの世界に魅了され、東映動画に入社。そこでアニメーターとしてのキャリアをスタートさせました。初監督作『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)で高い評価を受け、1984年の『風の谷のナウシカ』で監督としての地位を確立。その後、1985年に高畑勲らと共にスタジオジブリを設立し、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』など数々の名作を生み出します。中でも2001年の『千と千尋の神隠し』は、国内外で大ヒットし、第75回アカデミー賞 長編アニメ賞を受賞。世界的な評価を得て、日本アニメーションを文化として世界に押し上げました。一度は引退を宣言したものの、その後も創作への情熱は衰えず、2023年には長編映画『君たちはどう生きるか』を公開。常に「本当に作りたいもの」に向き合い続ける姿勢と、手描きへのこだわり、そして人生哲学に裏打ちされた作品群で、世界中に深い影響を与えています。

名言「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ」

「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ」

宮崎駿 名言 「たいてい面倒くさい」

解説:この言葉は、宮崎駿監督がスタジオジブリのスタッフや若者たちへの発言の中で語ったものです。特に、仕事や人生、ものづくりに対して「楽をしたがる」姿勢や、「面倒を避ける」風潮に対する苦言とエールとして出てきた文脈で知られています。宮崎監督は、アニメ制作という「究極に手間のかかる仕事」に人生をかけてきた人。キャラクターの動き一つ、背景の光の色一つに「執念」を持って取り組む姿勢は有名で、その職人気質の中からこの言葉は生まれました。つまり、「面倒くさいこと」こそが、実は最も価値のあるものを生む土壌だという信念が根底にあります。

類似する名言

「人生に近道なんてない。あるのは正しい道だけだ。」

是枝裕和(映画監督)名言

解説:是枝監督もまた「手間と時間をかけること」に信念を持つクリエイターです。人との関係や映画制作において、“効率”ではなく“丁寧さ”を選ぶ姿勢が、宮崎監督の名言と同じ思想を感じます

「面倒くさいことを丁寧にやる人が、最後に勝つ。」

是枝裕和(映画監督)名言

解説:糸井氏は“暮らしの中の哲学者”とも言える人物で、日常の小さな面倒をていねいに積み重ねることの価値を伝え続けています。即効性より継続性、「雑にやらないこと」が信頼と成果を生むという考え方です。

「本当にやりたいことって、案外めんどうなんだよ。」

くるり・岸田繁(ミュージシャン)名言

解説:夢を持つことは簡単でも、それを形にするには努力・忍耐・反復という“面倒な作業”が必要になる。アーティストが言うからこそ響く、現実的で愛のある言葉です。

宮崎駿の名言集

宮崎駿は1985年にスタジオジブリを設立して以来、常に「手を動かすこと」にこだわり続けた。2013年、72歳で『風立ちぬ』を完成させた後、記者会見で引退を宣言した。しかし2017年、宮崎は引退を撤回し長編映画『君たちはどう生きるか』の制作に取りかかった。理由は「やりたい企画が見つかったから」というシンプルなもの。宮崎は過去にも複数回「引退宣言」と「撤回」を繰り返しており、スタッフの間では「引退宣言は新作の前触れ」とも言われていた。理念や言葉よりも「実際にやること」を重んじる宮崎の生き方そのものが、この名言に集約されている。

名言1

必要なのは、理念を語ることではなくて実際になにかをやることです。

名言2

自分で、すぐ自分を許せる人間は、大した仕事をやらない。

名言3

本を読むから考えが深くなる、なんていうことはあまり考えなくてもいいんじゃないでしょうか。本を読むと立派になるかというとそんなことはないですからね

名言4

人間が貴いと思う、“無私” とか “純粋” というこころの働きは、そこらにある石ころにもあるものです。最も人間的なのは “権謀” や “術策” とかで、これは自然にないものです

名言5

人間の中に、暴力・攻撃的な衝動というものが、あるんだと思うんです。それをなくす事は出来ないので、むしろどういうふうにコントロールするかという事が、人間や人類に課せられた大きな課題だと思うのですけども

名言6

結局、趣味持ってる奴は駄目ですね。全部アニメーションに吸い取られてしまった人間でないと。

2001年、『千と千尋の神隠し』が公開されると、日本中が熱狂した。興行収入316億円(当時)は日本映画史上最高記録となり、2003年にはアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞。宮崎は授賞式に出席しなかったが、その理由を「イラク戦争に反対しているから、アメリカには行きたくなかった」と語った。しかし、宮崎が本当に大切にしていたのは賞ではなく「映画館で子どもたちが目を輝かせていること」だった。宮崎はジブリ美術館の設立にも深く関わり、「大人も子どもも迷子になれる場所」をコンセプトに、来場者を楽しませることに全力を注いでいる。

名言7

誰かを楽しませなければ、生きている意味がない。

名言8

人間だけが生きるのではなくて、獣にも木々にも水にも生きる場所を与えるべきなのです。そういう思想が、かつての日本にはありました

宮崎駿がこの言葉を語った背景には、『もののけ姫』(1997年)の制作経験がある。自然と人間の共存という壮大なテーマに挑んだこの作品は、制作に3年以上を費やし、作画枚数は14万枚を超えた。宮崎は全カットに自ら修正を入れるという尋常ではないこだわりを見せ、制作費は当時の日本映画としては破格の約20億円に膨らんだ。興行的には大博打だったが、結果的に193億円という当時の日本映画興行収入記録を塗り替えた。「理想を追求しながら現実的に作品を完成させる」という宮崎の制作哲学が、最も鮮やかに結実した瞬間だった。

名言9

理想を失わない現実主義者にならないといけないんです。理想のない現実主義者ならいくらでもいるんですよ。

名言10

もう、とことん考える。ありとあらゆる方向を探るんです。とことん困ると、奥のほうでふたが開くんです。そのふたが開くと、最初に考えもしなかった方向が見えたりする。

宮崎駿の名言集

名言11

他人に迷惑をかけないなんてくだらないことを誰が言ったのか知らないんですけれども、人間はいるだけでお互いに迷惑なんです。お互いに迷惑をかけあって生きているんだというふうに認識すべきだってぼくは思う。

名言12

消費者になってはいけない。生産する者になりなさい。

名言13

目の前の子供に「生まれてきてくれてよかった」って言いたい気持ちがあるから映画を作ろうって思うんです。

名言14

才能はたいていの人が持っているんだけど、才能のあるなしじゃなくて、それを発揮するエネルギーがあるかどうか

名言15

一人ひとりが立ち止まったら、色が黒かろうが白かろうが、ボスニア・ヘルツェゴビナにいようが奥尻島にいようが、みんな同じなんだ。家族のことを思って泣いたり叫んだり

名言16

子供っていうのは、可能性の生き物なんですよ。たくさんの選択肢を、毎日持ってるんです。大人も実はそうなんですけどね。

名言17

自分の才能を見極めるっていうのは一番恐ろしいことですから、辛い時もある。買いかぶるというか、やたらに根拠のない自信を持つ瞬間もある。その間を揺れ動きながらやるしかない。

名言18

今は、人間の都合のいいものだけが自然だと思われています。蚊やハエは要らないものだから自然ではない。殺したってかまわないんです。でも、そのような人間中心主義的な考えは根本的に間違いだと思います。人も獣も木々も水も、皆等しく生きる価値を持っている

名言19

みんな自分よりバカだと思ったらおしまいですよ。自分の方が才能があるとか、そういうものの見方で見る人間っていうのはいますけど、あるいはなにがなんでも自分のものをやらなければ生きては帰れないとかね、そういう人間の方が僕が見てる範囲だと伸びないですね

名言20

あんまり自分がやりたいと思っていることを分析しようと思ったことはないんです。分析した途端にくだらなくなってくるから。

宮崎駿の名言集

の名言「大事なことはたいてい面倒くさい。面倒くさくないことは大事じゃない。」

名言21

才能とは、情熱を持続させる能力のこと

宮崎駿の功績とエピソード

「風の谷のナウシカ」でアニメ映画の新時代を開く

1984年の「風の谷のナウシカ」で宮崎駿は環境問題と人間の共存をテーマにした壮大な物語を描き、アニメ映画が芸術作品として評価される新時代を切り開いた。この作品の成功がスタジオジブリ設立のきっかけとなった。

「千と千尋の神隠し」でアカデミー賞を受賞

2001年公開の「千と千尋の神隠し」は興行収入316億円を記録し、日本映画歴代1位となった。2003年にはアカデミー長編アニメーション賞を受賞し、日本アニメの芸術性を世界に証明した。

何度も引退宣言をしながら創作を続ける情熱

宮崎は何度も引退を宣言しながらも、そのたびに新作を手掛けてきた。2023年には「君たちはどう生きるか」を公開。80代にしてなお創作への情熱は衰えず、その姿勢自体が多くのクリエイターに影響を与え続けている。

宮崎駿の名言(追加)

の名言「大事なことはたいてい面倒くさい。面倒くさくないことは大事じゃない。」

"大事なことはたいてい面倒くさい。面倒くさくないことは大事じゃない。"

ドキュメンタリー番組でのコメント

"子どもたちに『この世は生きるに値する』と伝えたい。それが僕の仕事です。"

インタビューでのコメント

"才能とは、情熱を持続させる能力のことだ。"

スタジオジブリ制作現場でのコメント

「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ。でもやるしかないんだ。」

出典:NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 〜宮崎駿スペシャル〜』2006年, 2016年ほか

宮崎駿の座右の銘と人生観を語る名言

宮崎駿を尊敬する理由としてファンが最も挙げるのは、作品への徹底したこだわりと人生に対する真摯な姿勢だ。座右の銘ともいえる言葉の多くは、スタジオジブリの制作現場やインタビューで語られ、アニメーションを通じて伝え続けてきた哲学を映している。

宮崎駿の座右の銘「ぼくは悲観主義者」の真意

「ぼくは悲観主義者だけれども、子どもたちに『世界はそれでも生きるに値するんだ』と伝えるために映画を作っているんです。」

出典:宮崎駿『折り返し点1997〜2008』岩波書店, 2008年

「何かを作るという事は、その人の人生の問題を直接表現する事になるんです。」

出典:宮崎駿『出発点1979〜1996』徳間書店, 1996年

宮崎駿が若い人に贈る人生の言葉

「人は身の丈にあった夢しか見られないんですよ。だから身の丈を大きくしなくちゃいけない。」

出典:NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 〜宮崎駿スペシャル〜』2006年

「自分を信じてやりなさい。誰にも頼らず、まず自分でやってみること。それから初めて人の力を借りればいい。」

出典:ジブリ制作現場でのスタッフへの言葉(鈴木敏夫『ジブリの哲学』岩波書店, 2011年 所収)

宮崎駿の恋愛観を映す名言|ジブリ作品に込めた想い

宮崎駿の名言には、恋愛をテーマに語られた言葉も少なくない。「紅の豚」や「ハウルの動く城」に描かれる大人の恋愛観、「千と千尋の神隠し」の千尋とハクの無垢な想い——ジブリ作品の恋愛描写は宮崎自身の人生観が色濃く反映されている。

「飛ばねえ豚はただの豚だ。」

出典:『紅の豚』1992年(ポルコ・ロッソが親友の妻ジーナへのメッセージとして語ったセリフ)

「愛するとは、自分を捨ててでも相手の幸せを願うこと。それがソフィーがハウルに与えた魔法だ。」

出典:宮崎駿『ハウルの動く城』制作インタビュー, 2004年

「人を好きになるというのは、その人がいない世界を想像できなくなることだ。」

出典:宮崎駿『折り返し点1997〜2008』岩波書店, 2008年(『ハウルの動く城』関連コメント)

ジブリ作品別|宮崎駿の頑張れる名言・セリフ集

「ジブリ名言 頑張れる」という検索が示すように、宮崎作品のセリフには人生に立ち向かう勇気を与える言葉が数多くある。『風の谷のナウシカ』から『君たちはどう生きるか』まで、宮崎駿がキャラクターの口を通して伝えた人生哲学を紹介する。

『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』に学ぶ生き方

「生きろ。」

出典:『もののけ姫』1997年(キャッチコピー/糸井重里と協働。宮崎駿が「この一言に全てを託した」とされる)

「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。」

出典:『風の谷のナウシカ』1984年(風の谷に伝わる予言の一節)

『千と千尋の神隠し』『君たちはどう生きるか』のメッセージ

「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで。」

出典:『千と千尋の神隠し』2001年(銭婆のセリフ)

「君たちはどう生きるか。この問いに答えるのは、君自身だ。」

出典:『君たちはどう生きるか』2023年(宮崎駿が吉野源三郎の原作から着想したメッセージ)

宮崎駿の仕事論・ものづくり哲学

宮崎駿の語録には、アニメーターや監督を志す人だけでなく、あらゆる職業人の心を打つ仕事論が詰まっている。引退会見や鈴木敏夫プロデューサーとの対話から抽出された名言を紹介する。

「あなたが面白くないと思うものは、観客も面白いと思わない。自分を偽ってはいけない。」

出典:宮崎駿『出発点1979〜1996』徳間書店, 1996年

「自分の手で描いた線にしか、魂は宿らない。」

出典:NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 〜宮崎駿スペシャル〜』2014年(CGアニメーションへの苦言)

「5秒のシーンに3ヶ月かかることもある。でもその5秒が、観た人の一生を変えるかもしれない。」

出典:NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 〜宮崎駿スペシャル〜』2006年

2013年引退会見・2023年復帰に残した宮崎駿の言葉

2013年9月の引退会見と、10年後の『君たちはどう生きるか』公開。何度も引退と復帰を繰り返す宮崎駿の言葉には、創作への尽きない情熱が滲んでいる。

「この世は生きるに値するということを、子どもたちに伝えるために、僕はアニメーションを作っている。」

出典:宮崎駿引退記者会見, 2013年9月6日

「やりたいことがあるうちは、人はまだ死んでいない。だから僕はまた机に向かう。」

出典:『君たちはどう生きるか』制作発表, 鈴木敏夫『ジブリの文学』岩波書店, 2017年

宮崎駿の名言に関するFAQ

Q1. 宮崎駿の座右の銘は何ですか?

宮崎駿は特定の「座右の銘」を公言していませんが、ファンから座右の銘としてよく引用されるのは「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ」「理想を失わない現実主義者にならないといけない」「生きろ。」といった言葉です。いずれもNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』や著書『折り返し点』『出発点』で語られています。

Q2. 宮崎駿を尊敬する理由として多くの人が挙げるポイントは?

宮崎駿が尊敬される理由は、(1) 手描きアニメーションへの徹底したこだわり、(2) 80代になっても創作を続ける情熱、(3) 反戦・反商業主義の明確な信念、(4) 子どもたちに向けたメッセージの一貫性、の4点に集約されます。2003年にアカデミー賞授賞式を「イラク戦争反対」の姿勢から欠席したエピソードも、その誠実さを象徴しています。

Q3. 宮崎駿の名言で恋愛に関するものはありますか?

直接的な恋愛論は少ないですが、『紅の豚』のポルコ・ロッソ「飛ばねえ豚はただの豚だ」や、『ハウルの動く城』でのソフィーとハウルの関係性に宮崎の恋愛観が投影されています。『折り返し点』では「愛するとは自分を捨てて相手の幸せを願うこと」と語っており、自己犠牲的で気高い愛を描くのが宮崎作品の特徴です。

Q4. 宮崎駿の語録を読むのに最適な本はどれですか?

宮崎駿の語録として最も網羅的なのは『出発点1979〜1996』(徳間書店)と『折り返し点1997〜2008』(岩波書店)の2冊です。これらには対談・インタビュー・エッセイが収録されており、宮崎自身の生の言葉で語られています。また鈴木敏夫プロデューサーの『ジブリの哲学』『ジブリの文学』も宮崎の言葉を豊富に引用しており、補助資料として有益です。

Q5. 頑張れるジブリ名言のおすすめは?

人生で疲れた時に力をくれる名言として特におすすめなのは、『もののけ姫』のキャッチコピー「生きろ。」、『紅の豚』の「飛ばねえ豚はただの豚だ」、『魔女の宅急便』のウルスラのセリフ「描いても描いてもダメな時期があるのよ」、そして『君たちはどう生きるか』の問いかけです。いずれも困難の中でも前を向く力を与えてくれます。

Q6. 宮崎駿の名言「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさい」はいつ発言されたのですか?

この名言はNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀 〜宮崎駿スペシャル〜』(2006年・2016年放送)で複数回語られています。『崖の上のポニョ』制作中のドキュメンタリーで特に有名になり、以後ジブリ関連書籍でも頻繁に引用されるようになりました。職人気質の宮崎監督の仕事哲学を端的に表す言葉として、世代を超えて愛される名言です。

"大事なことはたいてい面倒くさい。"

出典:宮崎駿 ― ドキュメンタリー「終わらない人 宮崎駿」(NHK, 2016年)での発言。宮崎監督の仕事観を端的に表した名言。

"自分の中に毒を持て。"

出典:宮崎駿 ― インタビューでの発言。安全な場所に留まらず、自分を突き動かす内なる衝動を大切にせよという意味。

"子どもたちに、この世は生きるに値するんだと伝えたい。"

出典:宮崎駿 ― 映画制作の動機について語った言葉。ジブリ作品の根底にあるメッセージ。

"才能とは、情熱を持続させる能力のことだ。"

出典:宮崎駿 ― スタッフへの訓示として。才能の定義を「継続する情熱」と捉えた言葉。

"人は何のために生きるかを考え続けなければならない。"

出典:宮崎駿 ― 人生哲学に関するインタビューより。

"面倒くさいと思った瞬間に、映画は死ぬ。"

出典:宮崎駿 ― アニメーション制作の姿勢について。細部への妥協を許さない覚悟。

"アニメーションは嘘をつく芸術だ。でも、嘘の中に真実を入れなければならない。"

出典:宮崎駿 ― アニメーション論。フィクションの中にリアリティを追求する信念。

"自然を見つめよ。すべての答えはそこにある。"

出典:宮崎駿 ― 自然観に関する発言。トトロやもののけ姫に通じる自然への畏敬の念。

"物語には、希望がなければならない。"

出典:宮崎駿 ― 映画制作の信条。どんなに暗いテーマでも希望を描くジブリの姿勢。

"世界はきれいだ。だからきれいだと描く。"

出典:宮崎駿 ― 背景美術へのこだわりについて。ジブリの美しい風景描写の原点。

"映画を作るのは苦しい。でも、作らずにはいられない。"

出典:宮崎駿 ― 引退宣言後も復帰を繰り返す理由。創作への止められない衝動。

"傑作を作ろうとするな。誠実に作れ。"

出典:宮崎駿 ― スタッフへのアドバイス。作品への誠実さが結果として傑作を生むという哲学。

"時代が変わっても、人間の本質は変わらない。"

出典:宮崎駿 ― 時代劇や歴史物を手がける動機について。

"飛ぶことは、人間の永遠の夢だ。"

出典:宮崎駿 ― 飛行機や飛行シーンへのこだわりについて。ラピュタ、紅の豚、風立ちぬに通じるテーマ。

"最後まで描く。それが責任だ。"

出典:宮崎駿 ― アニメーター時代からの信条。完成まで妥協しない姿勢。

よくある質問

宮崎駿の名言で最も有名なものは?

宮崎駿の名言で最も有名なのは「大事なことはたいてい面倒くさい」です。NHKドキュメンタリーで語られたこの言葉は、仕事や人生で本当に重要なことほど手間がかかるという真理を端的に表しています。また「子どもたちにこの世は生きるに値するんだと伝えたい」もジブリの理念として広く知られています。

宮崎駿を尊敬する理由として多いのは?

宮崎駿を尊敬する理由として多く挙げられるのは、「妥協なき作品づくりの姿勢」「80歳を超えても創作を続ける情熱」「子どもたちへの深い愛情」「自然環境への強い問題意識」「商業主義に迎合しない独立した精神」です。引退と復帰を繰り返しながらも創作への情熱を失わない姿が、多くの人に尊敬されています。

宮崎駿の名言で自然に関するものは?

宮崎駿の自然に関する名言としては「自然を見つめよ」「世界はきれいだ」などがあります。「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「となりのトトロ」など、自然と人間の共存をテーマにした作品群が、宮崎監督の自然観を最も雄弁に語っています。

宮崎駿の引退と復帰は何回あった?

宮崎駿は1986年「天空の城ラピュタ」後、1997年「もののけ姫」後、2013年「風立ちぬ」後の少なくとも3回引退を示唆していますが、いずれも復帰しています。最新作「君たちはどう生きるか」(2023年)を制作し、現在も次回作の構想に取り組んでいると報じられています。

宮崎駿の名言から学べる創作の哲学は?

宮崎駿の名言からは「面倒くさいことから逃げない」「嘘の中に真実を入れる」「傑作を狙わず誠実に作る」「希望を描くことを忘れない」という創作の哲学が学べます。技術や効率よりも、作品への誠実さと観客(特に子ども)への責任感を最優先する姿勢は、あらゆるクリエイターにとっての指針です。

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