魯迅の名言30選!「故郷」の名言や時代背景も解説

魯迅(1881年9月25日 - 1936年10月19日)は、中国の小説家、翻訳家、思想家であり、本名は周樹人です。彼の作品である「故郷」は中国の共産主義体制に大きな影響を及ぼしました。彼の名言には、「むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する。」などがあります。

むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する。

魯迅 名言

魯迅ってどんな人?

項目内容
生年月日1881年9月25日
出身地中国・浙江省紹興府
代表作「阿Q正伝」、「狂人日記」、「呐喊」
大学医学を専攻
職業小説家、翻訳家、思想家
死亡日1936年10月19日
死因持病の喘息
魯迅の詳細情報

魯迅(1881年9月25日 - 1936年10月19日)は、中国の小説家、翻訳家、思想家であり、本名は周樹人です。彼は浙江省紹興府の士大夫の家系に生まれました。彼は中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた作家であり、その作品は中国だけでなく、東アジアでも広く愛読されています。彼は1902年に国費留学生として日本に留学しました。医学を専攻したが、同時に西洋の文学や哲学にも心惹かれました。ニーチェ、ダーウィンのみならず、ゴーゴリ、チェーホフ、アンドレーエフによるなどロシアの小説を読み、後の生涯に決定的な影響を与えました。彼は1918年に雑誌『新青年』の5月号に小説『狂人日記』を発表しました。その後、1920年代から1930年代にかけて、彼は多くの作品を発表しました。その中でも代表作とされるものには、「阿Q正伝」、「狂人日記」、「呐喊」などがあります。彼は1936年10月19日に死去しました。彼の死後、ほどなくして20巻からなる『魯迅全集』が出版されました。

魯迅の思想や考え方(マルクス主義)

魯迅の思想は、中国の社会や文化の変革を目指す革命思想と、文学を通じて社会を変革することを強く信じる文学革命の二つの柱に支えられています。さらに、彼は生涯を通じてマルクス主義に接近し、その思想を自身の作品や活動に取り入れました。また、彼の思想は「批判と抵抗の哲学」とも表現されており、社会や文化の問題を批判し、それに対する抵抗を通じて変革を求めました。これらの思想は、彼の作品や活動を通じて具現化され、中国の社会や文化の変革に大きな影響を与えました。

マルクス主義とは

カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによって展開された社会主義思想体系で、共産主義の実現を目指し、社会の法律や国家、文化などの基礎にあるのは経済(生産と流通)だと主張しました。また、マルクスの「資本論」では、資本家が労働者を搾取しているという一面に着目して資本主義を批判しました。

「故郷」の内容と時代背景、その影響

魯迅の「故郷」は、1921年に発表されました。この時期は、清王朝(または大清帝国1616 – 1912)末期で、欧米列強がアジアの植民地化政策を推し進めていた時代と重なります。また、この時期は辛亥革命が起こり、清朝は滅び、翌年に中華民国が南京を首都に誕生しました。「故郷」の物語は、主人公が20年ぶりに故郷に帰り、かつて地主であったが、今は没落してしまった生家の家財を引き払うという内容です。主人公の想い出の中で美しかった故郷はすっかり色あせ、土地だけでなく住む人の心さえも貧しく荒み果てていました。主人公は、少年時代に仲良く遊んでいた小作人の息子・閏土との友人として再会を楽しみにしていましたが、再会した閏土との口から出た言葉は、地主階級と小作人という悲しい身分の壁を否応無く突きつけるものでした。この物語は、魯迅自身の経験がもととなっており、当時の社会に残存する封建的な身分慣習に対する悲痛な慨嘆が込められています。魯迅の思想は、中国共産党誕生の起爆剤となった新文化運動に大きな影響を与えました。彼は、自身の経験と観察を通じて、社会の不平等や不公正を鋭く批判し、その思想は中国の革命運動に大きな影響を与えました。特に、彼の「故郷」に描かれた身分制度の批判は、共産主義の理念と共鳴し、社会の不平等を打破しようとする共産主義者たちに強い影響を与えました。また、魯迅は、北伐革命の挫折とそれにつづく国民党による白色テロを目撃したことで思想的に深い衝撃を受け、マルクス主義に接近し、独特のしかたでそこから栄養を吸収しました。これにより、彼の思想はさらに深化し、中国の社会変革に対する彼の影響力はさらに増大しました。

「故郷」の名言

名言

「救いを求める声が、私たちを欺く」

解説:この言葉は、救いを求める人々が実際には自己中心的な意図を持っている場合があることを指摘しています。魯迅は、表面的には助けを求めているように見える人々が、実は自己の利益を追求していることが多いと批判しています。この名言は、社会的な偽善や虚偽に対する警鐘を鳴らしており、他者の求める救いの声が本当に純粋であるかどうかを慎重に見極める重要性を示唆しています。

名言

「社会の中で最も強い者が最も脆弱である」

解説:この言葉は、社会的な力や地位が必ずしも内面的な強さや幸福を保証しないという現実を示しています。社会の中で高い地位にある人々が、実は最も脆弱である可能性があるということは、権力や名誉が真の安定や幸福をもたらさないことを意味します。魯迅は、外面的な成功や権力が内面的な強さや安心感にどれほど結びついているかについての考察を促しています。

名言

「人間はみな、死ぬまでは未完成である」

解説:この言葉は、誰もが生きている間は成長し続ける未完成の存在であることを示しています。魯迅は、死ぬまで人間は自己を完成させることができない、という現実を受け入れることの重要性を説いています。この考え方は、人間の限界や生きる過程での変化と進化を受け入れることが、自己理解や自己成長において大切であることを強調しています。

魯迅の名言集

名言1

古人は書を読まなければ愚人になるといった。
それはむろん正しい。
しかし、その愚人によってこそ世界は造られているので、賢人は絶対に世界を支えることはできない。
ことに中国の賢人はそうである。

名言2

思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。
それは地上の道のようなものである。
もともと地上には道はない。
歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。

名言3

むかし景気のよかったものは復古を主張し、いま景気のよいものは現状維持を主張し、まだ景気のよくないものは革新を主張する。

名言4

造物主に非難すべき所があるとしたら、神があまりに無造作に生命を作り、あまりに無造作に生命を壊す点だろう。

名言5

女の天性には母性と娘性があって、妻性はない。
妻性は無理に作られたもので、母性と娘性との混合でしかない。

名言6

人生で最も苦痛なことは、夢から覚めて行くべき道のないことです。

名言7

自己満足しない人間の多くは、永遠に前進し、永遠に希望を持つ。

名言8

目的はただ一つしかない。
それは前進することなのです。

名言9

沈黙しているとき私は充実を覚える。
口を開こうとするとたちまち空虚を感じる。

名言10

人類というのは寂しいものではない。
楽天的なものだ。
生命は進化するのだから。

魯迅の名言集

名言11

「人生」の長い旅をゆくとき、よくぶつかる二つの大きな難関がある。
第一は「分かれ道」である。
第二は「行きどまり」である。

名言12

他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する、そういう人間には絶対に近づくな。

名言13

墨で書かれた虚言は、血で書かれた事実を隠すことはできない。

名言14

生命の路は進歩への路だ。
生命は死を怖れない。
死の面前でも、笑いながら、踊りながら、滅びる人間を踏み越えて前進する。

名言15

思い出というものは人を楽しませるものではあるが、時には人を寂しがらせないでもない。

名言16

自由はもちろん金で買えるものではない。
だが、金のために売り払うことは出来る。

名言17

心は外から刺激を受けないと枯死するか、さもなければ萎縮してしまう外はない。

名言18

生活がまず一番だ。
人は生活しなければならない。
愛情はそれにつれて生まれてくるものだ。

名言19

平和というものは人間の世界には存在しない。
しいて平和と呼ばれているのは戦争の終わった直後、またはまだ戦争の始まらない時をいうにすぎない。

名言20

皇帝と大臣は「愚民政策」をとるし、人民にもまた「愚君政策」がある。

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魯迅の名言集

名言21

世間の人はサーベルが軍人を指揮するものだと思っている。
それが文人も指揮できることには気がついていない。

名言22

君たちは生命の力にみちあふれている。
深林に出会えば開いて平地にすることができる。
曠野(こうや)に出会えば樹木を植えることができる。
砂漠に出会えば井戸を掘ることができる。

名言23

うしろをふり向く必要はない。
あなたの前にはいくらでも道があるのだから。

名言24

偉人が化石になり、人々が彼を偉人だと称讃するときになると、彼は傀儡(かいらい)になっているのだ。
ある種の人々が偉人だとか小人物だとかいうのは、自己のために利用できる効果の濃淡について言っているのだ。

名言25

戦場に出るなら軍医になるがいい。
革命運動をやるなら後方勤務がいい。
人を殺すなら首斬り役人になるがいい。
英雄であって、しかも安全だ。

名言26

決心する限り、奮闘する限り、必ず成功する。

名言27

天才なんかあるものか。
僕は他人がコーヒーを飲んでいる時間に仕事をしただけだ。

名言28

青年時代に悲観していてはいけません。
徹底的に戦うのです。

名言29

青年時代には不満はあっても悲観してはならない。
つねに抗戦し、かつ自衛せよ。
もしいばらにして踏まねばならぬものなら、もとより踏むのもよいが、踏まずにすむものなら、みだりに踏むべきではない。

名言30

自分で盗賊だと名乗るものは用心する必要がない。
裏をかえせば善人だから。
自分で正人君子だと名乗るものは用心しなければならぬ。
裏をかえせば盗賊だから。

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